かあこが感じたこと、日々思うことなどつれづれに <2004年>


2004.10.03 みんなのかーさん

今日は毎年演奏している中央中学校の文化祭だった
打った後に 毎年出し物を見てくる
小学校の学芸発表会も、運動会もそうなのだけど
豊太鼓にいるたくさんの子供達の出番が次々やってきて忙しい
合唱コンクールも次は○○チャンのクラスだ!
次は○○くんが指揮をしている!
次は○子ちゃんがピアノ伴奏!
ってな感じで気持ちだけみんなのかーさんになる
今日はDADANのいつも爆裂どかどかレイカが
中学生に成りすまして(?)合唱をしていた
れいかの隣がすごく背の高いY子ちゃんなので
普通の中学生にみえて不思議だった
豊の3年生女子は皆アルトだったなあー
1年生の女の子が壁新聞コンクールで優勝して
表彰台に上がっていたんだけど
太鼓を打っていてもうつむいて恥ずかしそうなNちゃんは
表彰台の上でもさらにさらにうつむいて小さくなって
インタビューのマイクがむけられると、イヤイヤをして
真っ赤になって固まってしまった
なんて可愛いんだろう・・・
豊太鼓は前を向いて打ちましょう!っていうことにしているんだけど
本当はこういう子がとっても好きだ・・・
『ちょー気持ちいいっ!』って叫んだ子も居たけど
言うと思った・・・って感じで実に可愛くない・・・

さてさて 毎年増えたり減ったりしながら
エンドレスで小学校と中学校でみんなのかーさんになっている私だけど
実はもっと楽しみにしていることがある
それはエンドレスな結婚式!
まだ経験していないけど それはいつで誰が最初か分からないけど
でも 本当にとっても楽しみなの


2004.10.01 足の事 その6

そんなこんなで いつも痛い私だが
あまり痛いときにはとりあえず『座る・なでる・暖める』が有効
寒いとき・たくさん歩いたとき・重いものを持ち上げたとき
低気圧がやってくるときなんかも 痛みが強い
でも一番大変なのは たまに股関節が変なとこに入るというか
外れちゃうときだ
しゃがんだり前かがみになったりするのはもともと痛いから嫌なんだけど
そこから起き上がったときにカクッと外れることがある
何の前触れもなくいきなり・・・である
こうなると直立が出来ないし 足も閉じれないので大変だ
すぐ治るときも有れば 何日も治らないときもあり
もうずっとこのままかなーと不安になったりもする
寝返りの度に激痛で目が覚めるので 寝た気がしない
治るときには なにかの拍子にふっと治り
何事もなかったみたいに楽になる

いつも元気に走り回っている私だけど
調子の悪そうなときはたぶん足が痛いんだな

元気でもある日突然事故やなんかであるけなくなる人も居る
私はずーっと前から覚悟しているのに
まだちゃんと歩いている
いつかはあるけなくなってもそれは老化と変わらない
親に叫んだように『普通に暮らせた』
わがままに生きたと思う
だからいつまで出来るかわからない太鼓を
私はずっとずっと打っていたいと思うんだ

おわり


2004.9.11 足の事 その5

太鼓をもう一度聴きたくて見学に行った私に『打ってみな!』といってくれて
『私は足が悪いので無理です!』というと
事もなげに『ダイジョブだべや!』って言ってくれた当時の代表には
本当に感謝している
そこからすっかり太鼓の世界にはまってしまったのだから

悪いほうの足を前に出す構えの姿勢は太ももを鍛えるのにはもってこいで
はじめは辛くて出来なかった屈伸の多い技も
だんだん出来るようになった
元々がバレー部だから肩と腕は丈夫だし
まったく開かない左の代りに 右の股関節はとても柔らかいので
ほとんどの動作をまかなえていると思う
そうして気が付くと太ももがちゃんと太ももサイズになっていたのだった

仰向けに寝てひざを曲げずに左足を持ち上げることは
前はどんなに頑張っても1mmも無理だったのに
今は30cmは大丈夫になった
時々何もないところでつまずいたり
バランスを崩したら踏ん張り効かなくてこけたりはするけど
ストレッチなどで左右別に動かすことがなければ
見た目では大きな縫い傷以外ほとんど分からないと思う

ただ痛みは・・・・常にある

つづく


2004.9.9 足の事 その4

さても
医者のいうことは往々にして大げさなのだと気付き
だましだまし痛みと戦いながら、自分の足でずっと歩いてきた
左足はふくらはぎより太ももが細いという状態で
多分今の私の腕よりは細かったと思う(笑)
時々杖のお世話になり 痛み止めは欠かさず
いつか歩けなくなるんだという思いは消せなかったが
車が好きだからあまり苦には思わずに生きてこれた
痛いのが当り前 歩くのは辛い でもいい格好しいなので
背筋のばしてしゃんしゃんと

そんな私が太鼓と出逢った 運命の出会い

大締めの音が心臓バクバク響いて涙が出てとまらなかった
それが豊太鼓だった
自分が打つなんて全然思ってもいなかった

つづく


2004.8.28 足の事 その3

それから検査を繰り返して、高校生の時にやっと手術をした
自暴自棄になって非行に走ったり、悲劇のヒロインになって友達を困らせたり
自殺未遂をしたり・・・素直で解りやすい性格は今も変わらない

手術は大変だった、なかなか手術室から帰ってこなかったらしい
担当医師が股関節の手術で有名な人だったので、
インターンがたくさん見学していたのを覚えている
とにかく 大手術だった
先生とクラスメイトのおかげで奇跡的に留年は免れた
ただ、それまで動かなくても痛みはなかったものが
医者のいうとおりに手術の後は痛みが出るようになった
座ったり横になっている以外は常に痛いのだ
寒いとき、立ち過ぎたとき、疲れたときは歩けないほど痛かった
そうして私の青春は過ぎていったのだ

社会に出てみると、意外と同じ病気が多いことに驚き
それでも子供を産んで普通に暮らしている人がたくさんいることに勇気付けられたが
いろんなことを諦めて いろんな事と戦いながら
まるでもう生い先短いみたいに、急いで、でもなんとなく生きてきた気がする
足が悪いのが私で何も出来ないのが当り前で
スーパーの中を一周するのも辛くて、数百メートルの距離も何度も座って休みながら歩いた
そうやってもっと悪くなるのを待っていた気がする
足の太さが左右かなり違っていて左足の太ももはふくらはぎより細かった

つづく


2004.8.22 足の事 その2

いつの頃から走っても進まなくなり、飛んでも届かなくなって
バレー部の監督に動きがオカシイからと検査を進められた
検査の結果はあんまりだった
関節の屋根がスリへってなくなっていて、突然変異で飛び出た軟骨に引っかかって歩いてるというのだ
どこの病院へ行ってもすぐに手術が必要だという・・・
そうしないとすぐに歩けなくなるだろうとの事
バスを待つ間も立っていてはいけない・重いものは持ってはいけない
二十歳までに子供は産んでしまいなさいそれ以降だと産めないから・・・
おまけに手術をしても治るわけではなく、元に近づけるだけなので
またどんどん悪くなって、いずれは歩けなくなるだろう
そうなれば再手術や車椅子が必要だ

子供だった私にはこの世の全てが闇に思えた
絶望しかなかった
もう走れない
もう飛べない
もう何も出来ないのだから・・・
親に向かって泣きながら言ったのを覚えている
『歩けなくなってもいい!私は普通に暮らしたい!』

つづく


2004.8.19 足の事 その1

私は足が悪い
知っている人は知っているが、知らない人も『・・・かもしれない』くらいは思っているだろう
というのも、時々ひどいビッコをひいていたり、杖をついたりしているから
具体的に言うと左の股関節が壊れている
そんな足でよく太鼓をやっているねと言われる
本人もそう思う
普段外見的には普通なので、シルバーシートに座ると冷たい眼で見られるがお構いなしだ
だって本当に立っているのは痛くて辛い
歩くのは本当に苦痛だ
ただ、余りに長い年月痛みと付き合っているので、痛いのが普通になってしまって、よほど痛みが激しくなければ平気だ
実際左足は右より4センチ短いので、通常ならビッコをひくのがあたりまえなのだが、根性で出来るだけまっすぐ歩いている・・・つもりだ

むかしむかし、私は足の速い子供だった
マラソンの好きな活きのいい子供だった
中学では毎年全国大会に行くような強いバレーボールのチームにいて、身長の低さをジャンプ力でカヴァーするプレーヤーだった
だから自分が走れなくなるなんて、飛べなくなるなんて夢にも思わなかったのだ

つづく


2004.8.16

今年の豊太鼓はよく雨にあたる
鳴子祭りの時には何団体もが沿道に太鼓並べて順番に打つのだが
一回目 原始林太鼓さん 晴れ 豊幌太鼓さん 曇り
豊太鼓 滝の雨! その後の団体は打てず・・・待機
2回目 原始林太鼓さん 曇り 豊幌太鼓さん 曇り
豊太鼓 雨雨大雨滝の雨! 中止・・・
そして昨日の帯広平原祭りも2回目の曲の途中でバリバリバリっと
雷がなったかと思うと雨が降り出し、曲が終わるとバケツひっくり返したみたいに
ザーザー・・・道路が川みたいに流れていた・・・
結局またまた中止
泳いだみたいにびっちょびちょで寒いし借り物の太鼓は濡れるし
本当に今年の雨には参ってしまう
でも会の親戚の人が連れて行ってくれた近くの温泉『水光園』
なんともひなびた昔のままの小さな湯治場みたいなところだけど
お湯がつるつるつるつる、ほっかほかに暖まって良い湯でした

ハプニングはつき物だけど 雨はもう勘弁して欲しいなあ・・・


2004.8.11

今年の虫はいつもと違うらしい
例年なら周りが皆刺されても私だけ大丈夫なのに
今年は私ばかり刺されている・・・
太もも腕はまあ良いとして、顔面を刺されるのはショック
おでことほっぺがぽっこりと・・・恥ずかしい
おまけに掻いちゃダメったら掻いちゃダメ!の
パッチタイプのかゆみ止めを貼ってたら
周りがかぶれて二重丸に紅くなってかゆいかゆい!
そういえばむかし鼻の頭の毛穴掃除シートというのを使ったら
鼻の皮がむけてしばらく痛い目にあったことも・・・
むぅ・・・悲しい・・・


2004.8.8

今日は北海道の日本海沿いを通って留萌という街まで行ったのだけど、
なんと面白い地名の多いことか
有名なのは増毛(ましけ)ここは自宅から車で2時間くらいなのだが、
もちろん毛のない方もたくさん住んで居る

安瀬(やそすけ)濃昼(ごきびる)は読めないだろう
今日は行ってないけど、石狩にも花畔(ばんなぐろ)なんていうのがある
もともとアイヌ語のものを無理やり漢字にしたものが多いから、
時々、漢字にし切れなかったのであろう、やたら長いカタカナの
地名があったりして、運転しながらでは読みきれない
どちらにしても読めないわけだ

そんな事を考えながら、高波で遊泳禁止の強く美しい海を
水平線があいまいで、空と海が融合した不思議な景色を
ずーっと眺めて走っていた

ちっとも疲れなかった


2004.7.30

沖縄と同じ気温の北海道ってどうなわけでしょ
私は暑いのが好きなので サウナのような毎日が結構嬉しい
今日もセイコーマートで熱いコーヒーを買ったけど多分売れないんだろうなぁ
それにしても せっかく暑くて調子が良いのに いろいろな所のエアコンがききすぎていて
風邪を引きそうだ。暑い暑い日は汗だらだらかいて暮らせばいいと思うのは変かな
・・・といいつつ 実は太鼓の練習場にはエアコンが付いている
打ってる時はエアコンがあってもなくても汗だくだけどね

いつかは南国で暮らそうと思いながら 今だ北海道にいる


2004.7.22

昨年暮れからずーっと待って待って待ち焦がれていたHPがやっとできた
待った分イメージ通りの物ができてきたのでとっても嬉しい・・・
夏! 祭り! 盆踊り! 太鼓!
北海道の短い夏に間に合って良かった・・・







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